水の基礎知識
【人体の水の割合】
新生児・幼児:70%〜80%
成人:55%〜70%
老人:50%〜55%
肥満体:50%
やせ体:60%〜70% |
人間の体は通常の体型の成人男性で2/3程度が水で占められています。女性の場合には体脂肪が多い分、少し水の割合が少なくなります。
【水の必要量】
スポーツなどせず、普通に生活しているだけでも、汗や尿で失われた水分を補給するために1日に2リットル程度の水を摂取しています。ただし、2リットルの全てを飲み物から摂取している訳ではなく、その半分は食事から摂っています。
【水分補給】
のどが渇くというのは脱水症状になりかけている事を脳が感じている証拠です。この時点で水分を補給しても、発汗ですでに失われている水分の2/3程度しか補給できないようです。
水分は体内に蓄えられにくいので、一度に大量の水分を補給してもそんなに効果はありません。ですので数回に分けて補給する必要があります。
【水の選び方】
汗は99%水で、1%程度はナトリウムと電解質などです。
従って、市販のスポーツドリンクは塩分や糖分が多すぎます。水は小腸で吸収されますから、糖分が多いと胃に停留する時間が長くなり内臓に負担をかけてしまいます。ナトリウムや電解質を摂るにはミネラルウォーターの中でも硬水が良いと言われていますが、日本の水は軟水のため、硬水は日本人には慣れなておらず下痢をしてしまう人もいます。 ミネラルウォーターを選ぶ際には自分の身体に合ったお水を選んで下さい。
ちなみに、オススメは水素水です。体内の余分な活性酸素と融合して流し出してくれるすごいお水です。肌荒れや病気を引き起こす活性酸素が排出できれば、美容にも健康にもいいですね。今回は水素水についてはご紹介していませんが、お水についてのまず基礎をご紹介します。
軟水・硬水とは?
軟水と硬水
硬水か軟水かは硬度で決まります。マグネシウムとカルシウムが多量に含まれている水は硬度が高く、硬水と呼ばれます。一方マグネシウムとカルシウムが少ない水は硬度が低く、軟水と呼ばれます。ただし、統一された明確な基準がある訳ではないため、人や地域により硬水と軟水の分類基準は異なります。
硬度とは
硬度とは、水の中に含まれるマグネシウムとカルシウムの含有量を数値化したものです。硬度によってミネラルウォーターの味が変わりますので、硬度によって用途を使い分ける必要があります。
理化学辞典による硬水・軟水の定義 |
硬度 |
分類 |
178未満 |
軟水 |
178以上、357未満 |
中間水 |
357以上 |
硬水 |
|
近年良く使われている硬水・軟水の定義 |
硬度 |
分類 |
100未満 |
軟水 |
100以上、300未満 |
中硬水 |
300以上 |
硬水 |
|
硬水・軟水の賢い使い分け |
◎軟水 |
水は素材の香りや味を引き出す効果があります。また、水の中でも軟水の方がその効果が高いと言われています。従って、コーヒー、お茶、お酒など香りを大切にするものには軟水が向いています。日本人ならでは繊細な味を楽しむもの、例えば緑茶なんかには最適です。 |
◎軟水 |
昆布や鰹のダシを取る場合にも軟水が向いています。軟水の効果としてグルタミン酸、イノシン酸などのうまみ成分が抽出され易くなるからです。 |
◎硬水 |
肉料理の場合には、素材の味を引き出す効果の高い軟水は不向きと言えます。軟水では肉の臭みが強くなりますので、硬水を使えば肉のタンパク質と硬水に含まれるカルシウムが結合してアクとなって除いてくれます。 |
◎硬水 |
運動中や運動後の水分補給には硬水が向いています。硬水にはミネラル分が多く含まれているので、運動により消費したミネラル分を硬水により補給出来るからです。 |
|
おすすめWEBサイト
おすすめのカーリース
Last update:2024/4/2
|